猿躁
さぁ、武器を研いで 黙らす為に 誰のためにも鐘やサイレンは鳴る
書かせない遺書 突然の串刺しは遅すぎた犯行声明
共喰いは 青い空に赤い水玉産んだ 温度は常温で
猜疑心 深夜に握り潰したら誰も愛せない 聖書になにも書いてない 人間は生殖には早過ぎる たまに思うよ。たまに
無知なのに身から出る錆 干からびた慈愛 あたらしい居場所に埋められた地雷
顔と名前が一致しない モラルを忘れたヒッピーみたいに 時間を時間をもって洗い流す
隣人が尊いと 音読すれば 数多の悪魔に問う問いと
口より先に出る手 手より先に出る 諦観
ジョーカーを引いたあの日から哀しくて鳴き声を上げた 自分自身の影を追うストーカー
自分すら愛せないのにどうしてお前を許せるの?
猜疑心 深夜に握り潰したら誰も愛せない 新聞にはなにも書いてない 人間は死ぬぶんには遅すぎる たまに思うよ。たまに
救いは無い。
世界を僕に変えてほしいなんて甘いよ、ましてや君に変えられるはずもない。
行く道と帰り道。寝て、起きて、ありもしない未来に神経質です。
どの曲も聞き飽きて誰の音にのればいいの。
誰が上に乗れば、誰が下になればいいの。
四十八手もううんざりです。布団にさえ辿り着けば睡魔による奇襲作戦。
できれば救って欲しかった。すがってみたかったよ なあ。
愛情を神と呼んでみたりする余裕も僕らには無い。
カフェに行ってうまいかいと思う毎回。
七色に光っても一瞬で消えちゃうよ、中毒性 寂しさの連鎖 耐えられなくて恰好つけるよ ねえ。
できれば救って欲しかった。許してほしかったよ なあ。
生きてることだけ。
許して欲しかった。
誰が許してくれるんだ。