冷笑がBGM

他人に悪影響与えたり、取るに足らない歌詞しか書きません。

守るもの

ベリーベリーショートストーリー 【守るもの】 「パパ!あれは何?」 ベランダの窓から見える近くのシートを被った建設中の電波塔を指さして息子が言った。 「あれはね、もし北夕鮮とせんそうになったらはっしゃしておまえを守ってくれるんだよ」 「へぇーっ…

メイアイヘルプミー

贅沢な眼で早歩き ただ、ぼんやりと明日からのロープ 真夜中に引いて その繰り返し 孤独と対峙 凡庸なマイルーティン 大して意味のない相槌 その繰り返し 諸行無常 そう 数年前のカラフルさを愛でる東京路上 ただひたすらに刺激が欲しくてもっともっと 不思…

forget

これ読んだら、破いて捨てろよ 廃れきった感情を吐露 付け入る隙に釘刺さって生きながらにして磔の刑 揺れちゃって閉じた三つ目の目 海の底で念仏唱えるようなどうしようもなさに浸っていたい 気が向いたら走り出したい 疲れるからどっちもしない 予定調和 …

リ海

波が静かな海辺の高台で鐘を鳴らす勇気が欲しかった どうして、最高なシーンに限って喜ばせる 才能ないし 座れるかもわかんないよなガラスの木馬 胸の中で揺れて 誰に助け求めてんだ 聞く耳ももたない癖に 理解しかけた機械仕掛けをバラバラにしてもう組めな…

偶然の綻び

誰だって いつの間にか で無くしちゃった情熱をレンジに放り込む さぁ、口に入れたって冷え切ったまま 歯ざわりはシャーベットのようだった すれ違えば 輝き出す ブルーグラス 浮き足立ってちょっと浮いてんじゃん 嗚呼 愛を綴った手紙を背中に隠す 苦く笑っ…

song 呆

荷物をおろせ 隊列を組むな 誰の旗も振らず 忠義を忘れ 世を嘆き 武器を捨てよ 最早、誰に傷付けられずとも朝起きるのが嫌なんだ 電車に乗ると知らない誰かの視線が毒で治癒薬はなく 刺激がなくちゃ生きていけないしドラマを演じ切るには 体力が 必要だ 自分…

内府

結んで開いて断って閉じて誰だってそうして残す轍でしょ 心のご機嫌は誰がとってくれた 真夜中も朝もたいして違いの無いその部屋で衰えにだけ違和感感じて 夏の香りも詰まった鼻を撫でるだけ 扉を作っても誰も開けてくれないや 笑ってくれないか 側にいて欲…

猿躁

さぁ、武器を研いで 黙らす為に 誰のためにも鐘やサイレンは鳴る 書かせない遺書 突然の串刺しは遅すぎた犯行声明 共喰いは 青い空に赤い水玉産んだ 温度は常温で 猜疑心 深夜に握り潰したら誰も愛せない 聖書になにも書いてない 人間は生殖には早過ぎる た…

偽物

give 若者は夢を追ったりしない。流れた雀の涙にありがとうというだけ年寄りはいつだって夢を追いかけてるね 終着点をとうに過ぎ去っても 巡る四季 自我は変わり わかりかけた答えも井戸の中さ 来たる日を指折り数えたって窓の中じゃ 崇め続ける螢の光 くす…

救いは無い。

世界を僕に変えてほしいなんて甘いよ、ましてや君に変えられるはずもない。 行く道と帰り道。寝て、起きて、ありもしない未来に神経質です。 どの曲も聞き飽きて誰の音にのればいいの。 誰が上に乗れば、誰が下になればいいの。 四十八手もううんざりです。…